萌え文化は日本を救う2

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私達を取り巻くメディアは基本、TVであれ新聞であれ、
第二次産業革命に端を発し、第二次世界大戦に前後して、
アメリカで確立されて、世界に普及したものです。
その特徴は、片方向性中央集中画一的トップダウン型、といえます。
特定少数が不特定多数に、一方的に発信してその心理に働きかけることが出来、
そして、不特定多数から特定少数への反応は限定的、というシステムです。
つまり、寡頭支配者が市民をコントロールするのに最も適したシステムです。

一方、萌え文化には同人活動というものが伴います。
同人活動、これこそが双方向性脱中心分散多元型で、
不特定多数が不特定多数に働きかけ、反応し合い、
そこには支配-被支配の関係は生まれにくいという、
次世代メディアの最もたる特徴を備えています。

また、マーケットという観点から見ても、同人活動は画期的です。
20世紀アメリカ型大衆消費社会の経済は、少種大量規格生産流通消費システムであり、
資本や組織が大きい少数の主体と、安くてそこそこの少数の商品が、
市場を占めていく傾向にあります。
ところが同人市場では、資本も組織も殆どない雑多な主体と、
様々な価格や品質のレベルの雑多な商品が、殆どを占めています。

そして大衆消費社会の経済は、サービス業が主体です。
サービス業では「お客様」に「従業員」が奉仕する、という形態が基本です。
しかし、同人誌即売会など同人イベントでは、この関係は存在しません。
なぜなら、同人イベントでは、
運営スタッフ、出展者、来訪者、何れも対等な”参加者”だからです。
つまり、来訪者は「お客様」ではなく、運営スタッフや出展者は「従業員」ではないので、
運営スタッフや出展者は来訪者に「奉仕」する、といった関係はありません。

同人活動は確実に、次世代のメディアとマーケットを構築・導入する為の模索と演習になります。

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